木曜日

ウェディングドレス ~タイプ別ドレス選びのポイント~


Classic クラシック

世界を魅了した華麗なウエディング
今回はタイプ別にドレス選びのポイントをご紹介します。イメージが沸きやすいように世界を魅了し続けるミューズ達を参考にご説明しましょう。

まずは、1956年の式から50年以上経った今でも世界中の憧れであるグレイスケリー


125年前のアンティークレースと数千の真珠がふんだんに使用
され、36人のお針子が6週間かけて仕上げたと言われる逸品。現代のモダンな女性達が憧れるクラシックなスタイル

もちろんドレスが素晴らしいだけでは駄目。ドレスに負けない彼女のような気品ある笑顔、手の振り方、立ち振る舞い、そんなところも参考にしてみましょう。



ポイントとしては、王道ウエディングドレス となれば、やはりスカートはAライン、またはプリンセス。プリンセスと言っても日本的フリフリではなくウエストにギャザーを寄せて自然なボリューム感を出すものの基本的にはシンプルなスカートですね。バックもロングとレーンでヒップにバルーンのようにふくらみのあるバッスルライン。(ちなみに↓生地は総シルクシャンタン)

そして、最高級レース。グレースケリーはロングスリーブでネックまで閉じているトップスですが、顔の大きさが目立つなど一般的にはなかなか難しいため、デコルテラインがすっきりでるデザインにした方が日本人には似合いやすいでしょう。そしてアクセサリーはパール。ユナイテッドクレイミーでもたくさんの種類のアクセサリーが揃っています。欧米などでは、花嫁がお母様から譲り受けたパールのネックレスを身に付けます。母から子へ、そしてその花嫁が母親になり娘に受継ぐ。とても素敵な習慣。


写真右のボレロはフランスの最高級レースで作られたもの。レースの良し悪しによって醸し出す雰囲気も、肌触りも全く変わってきます。一生に一度、ウエディングドレスを通じてしか出会う事のない、時代、国境を越えた「最高級」を身にまとう女性は、ロイヤルと同じように崇高の世界を経験できるのです。
私はKazuhiko Tomiyamaと共に日本の女性のために貴重なレースを見つけに世界中に足を運び、自らの目で見て触れ納得したもののみをドレスに使用しています。


補足:私がご新婦にドレスの話をする際によく名前を挙げるグレイスケリー。でも、以外と皆さんご存知ない方が多いようです。ハリウッド人気女優だった彼女。当時のモナコプリンスから一目ぼれをされモナコ王妃となったグレイスケリーは、世界的にはオードリーヘップバーンよりも憧れられている存在です。(日本ではオードリーヘップバーンの方が知名度が高いですが)世界中のデザイナーたちのミューズでもある彼女。エルメスのケリーバッグは皆さんご存知ですよね?彼女が愛用していたことから、エルメスがモナコ公国に許可を得てまでバッグの名前をケリーバッグに改名してしまいました。彼女の美しさはそれだけ影響を与えるものなのです。